経営者には、プレッシャーやストレス、不安等、心理的な負担を感じている方が多くいらっしゃいます。従業員のこと、取引先のこと、資金繰りのこと、会社の将来のこと・・・

このような心理的な負担を感じられる経営者の多くは、責任感が強く、信頼される資質があり、経営者としての強い想いをお持ちの方ではないでしょうか。

心理的な負担を緩和することができれば、将来を見据えた「楽しい経営ができる」、「楽しく経営したい」と考えたことはありませんか？

心理的な負担を緩和する思考法や、ストレス解消法など、対症療法も有効かと思います。ただし、その他に“できること”を見逃していませんか？

会社の財務状況から見える課題を解決していくことで、経営者の方の心理的負担を緩和し、かつ、会社の財務状態を改善に導くことです。会社の資金繰りを安定させることができれば、将来を見据えた「楽しい経営」ができるのではないでしょうか。

1. 運転資金不足

   運転資金はどの位必要かわかりますか？

2. 回収サイト

   回収サイトの改善は検討しましたか？

3. 毎月の返済負担

   毎月の借入返済は年々増えていませんか？

1. 売上に関する課題

   営業力・販売力の強化

2. 人材に関する課題

   人材の確保・育成

3. 財務に関する課題

   販売価格引上げ・コストダウン・財務体質の強化

近年の中小企業白書では、中小企業の経営課題として、売上に関する課題（営業力・販売力の強化）、人材に関する課題（人材の確保・育成）、財務に関する課題（販売価格引上げ、コストダウン、財務体質の強化）が上位を占めています。経営課題と経営者の心理的負担は密接な関係にあることがわかります。また、少しでも経営課題をクリアすることができれば、経営者の心理的負担を緩和することに効果があることが読み取れます。また、経営者の心理的負担の主な要因となっているものは、「資金不足」ではないでしょうか。それは、現に資金不足であったり、将来の資金不足であったりします。

それでは、様々な経営課題をクリアするためには何が必要でしょうか？ズバリ、会社の財務状況をしっかり読み取れることが必須です。

もちろん、経営には多種多様な課題があり、色々な解決策があると思いますので、試してみること自体を否定はしません。しかし、色々と試してみるのにも時間とコスト、労力を要します。経営資源には限りがあります。

まずは、最も身近なものを使って、経営課題を浮き彫りにして、課題解決をしませんか？その“最も身近なもの”は、「試算表や決算書」です。

自社で会計ソフトを導入し会計処理をしている場合は、会計処理が済めば試算表や決算書は自社で用意することができます。また、会計事務所に会計処理を依頼している場合は、定期的に試算表を用意してくれますし、決算終了後には決算書を用意してくれると思います。

この試算表や決算書を有効活用していますか？試算表や決算書をご自身で読んだり、代わりに読んでくれる方がいらっしゃいますか？定期的に用意される試算表には目を通さずに、経理の方等が用意してくれた添付のレポートだけを確認されていませんか？

1. 自己資本比率

   会社の安全性を評価

2. 債務償還年数

   何年で返済できるか

3. フリーキャッシュフロー

   自由に使えるキャッシュはいくらか

試算表や決算書は必ずご自身の目で確認してください。ご自身で確認できるようにポイントを整理して見方をお教えします。経理の方等が用意してくれた添付の要約レポートを否定する訳ではありません。ご自身以外の方が作成された要約レポートだけを確認されている場合は、作成された方の意思や意図が無意識に含まれますので、自分が知りたい情報を得られない可能性があります。そして、経営課題が見えなくなるリスクがあります。必ず、ご自身の目で試算表や決算書を確認するようにしてください。弊社では、このように試算表や決算書等、財務から経営課題を浮き彫りするとともに、経営者ご自身が試算表や決算書から経営課題が何なのか導けるようサポートしております。ご自身の目で確認することが継続への第一歩となります。

今までそれほど意識されてこなかった財務数値かもしれません。もしくは、売上や利益等の損益は意識されていたかもしれませんが、財務状態を表す貸借対照表やキャッシュフローについて意識されてこなかった経営者の方もいらっしゃいます。財務に強くないと経営ができない訳ではありませんので、それはごくごく自然なことなのかもしれません。ただし、財務に強いと経営に有利なことは確かです。これを機会に財務に強い経営を手に入れてください。弊社は、経営者と共に走るベストパートナーであることを願っています。